ver3.0ウガイ洗浄とイージーコンバーションシステムについて

AERO CROSSver3.0をご利用中やご検討中のお客様に

「ver3.0はウガイ洗浄ができないのですか?」

というご質問をよくいただきます。

 

まずウガイ洗浄には2つの方法があります。

“ノズルキャップを緩めるウガイ” と

“先端を塞ぐウガイ” です。

 

結論から言いますと、ver3.0は

“ノズルキャップを緩めるウガイ洗浄” を推奨しておりません。

 

それは何故か、、、

ver3.0の特徴である口径を簡単に変更できる機能

【イージーコンバーションシステム】の構造と併せてご説明いたします。

 

この商品のエアブラシは、0.2mm~0.5mmまでの口径を簡単に変えることができます。

この構造にはノズルとノズルキャップ部分に特徴があり、

従来のエアブラシとは違い、ノズル部分にネジが付いていません。

 

▼従来のエアブラシのノズル

 

▼ver3.0のノズル

 

ノズルキャップを締めることでノズルも固定されるようになっています。

 

 

この為、先ほどのノズルキャップを緩めるウガイを行おうとすると

緩んだノズルキャップと一緒にノズルもズレてしまう可能性があるのです。

ノズルの根本がズレるとそこから塗料が漏れだし、エアーの通り道にも塗料が流れていき

最終的にコンプレッサーに塗料が回り込んでしまい故障してしまうため

ノズルキャップを緩めるウガイ洗浄を推奨しておりません。

 

ウガイ洗浄自体ができない、という訳ではなく、

カップに塗料が入った状態でノズルキャップを緩めると

コンプレッサーの故障に繋がってしまう点から

ノズルキャップを緩めるウガイ洗浄は行わないようお願いしております。

 

ですので、ノズルキャップを緩める必要がない“先端を塞ぐウガイ洗浄”

であれば、ウガイはできます。

先端を塞いで空気の通り道をなくし、カップ側に空気を逆流させる方法です。

 

まずニードルキャップを外し、(ニードルが露出しますので曲がりやケガにご注意ください)

先端を塞ぐためニードルが入っているケースの赤いキャップや、

マジックのキャップなど径が合うもので先端を密閉空間にします。

手を離すとエアの力で飛んでしまいますので、キャップはしっかりと押さえてください。

 

 

シリコンチューブを切ったものを先端につけ、指で塞ぐアイディアも

ユーザー様からいただきました。

この方法は、露出したニードルに触れてしまう心配も少ないです。

 

 

 

ver3.0もウガイ洗浄が全くできないという訳ではありませんので

上記の方法でお試しください。